ブラジルに行く

　今回の旅行の行き先はブラジルだ。前年にアフリカ大陸のモロッコに行ったので、次は南米大陸の番だと思ったのと、モロッコの大自然が良かったので南米の自然にも触れてみたいと思った。南米も様々な国があるのだが、ブラジルは見所が多そうに思えた。ブラジルと言えば地球の裏側なので行くだけでも一苦労が予想される。そのため行くのだったらなるべく早いうちに行った方がいいだろう。

　ブラジルまでどの航空会社を利用するかが問題となる。ユナイテッド航空のマイルが結構貯まっていて、ビジネスクラスを使うこともできるくらいだが、行き先を決めたのが遅かったため残念ながら特典航空券の予約を取ることはできなかった。ビジネスクラスを予約するのは一般会員だと１年前に予約しても難しいかもしれない。そこで、出発時間や運賃を考慮してアメリカン航空を利用することに決めた。往きはシカゴ、マイアミを経由してリオ・デ・ジャネイロに向かい、帰りはサンパウロからニューヨークを経由して成田空港に戻ってくることになる。原油高のため燃料サーチャージと空港使用料で約３万円もかかってしまった。飛行機の座席をどの場所に選択するかというのは、長時間フライトにおいては特に重要になってくる。あらかじめ「Seat Expert」というサイトで調べておき、アメリカン航空のホームページで予約した後に電話をして、座席を非常口近くにしてもらった。他の航空会社だとこの座席は上級会員にしか開放していなかったり、当日まで航空会社が押さえている場合もあるのだが、幸いなことにアメリカン航空では一般会員でも事前に予約することができた。ブラジルまでは長時間のフライトだけにこれはかなり助かった。

　次にブラジルの国内線をどうするのかも悩むところだった。ブラジルは国土が広いため、旅行期間が短い以上は飛行機で移動するしかない。ブラジルの代表的な航空会社はヴァリグブラジル航空、タム航空、ゴル航空がある。ヴァリグブラジル航空はかつて日本に就航しておりスターアライアンスにも加盟していたが、経営状態の悪化により現在では国内線の路線も縮小している。ゴル航空は運賃の安さが魅力であるが、タム航空のエアパスの方が４区間で560USドルと安く、メルカードツアーで購入することにした。

　さらに、ブラジルに行くためにはビザが必要となる。旅行会社に頼んでも良かったが、せっかくだったので五反田にあるブラジル総領事館で手続きを行った。必要書類を揃えたり、平日に領事館に行かなくてはいけなかったので、ビザを取るのは手間だが、これでブラジル旅行の準備は整った。

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