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モロッコ6日目その2(2006.9.20) [モロッコ]

 カフェを出てマラケシュのスーク(市場)を巡ることにした。スークはスパイスや日用品、絨毯など様々なものを扱っており歩いているだけで楽しい。そして、スーク内を歩いていると色んな日本語で声を掛けられる。日本人観光客が結構多いのだろう。客引きにすべて対応することはできず、無視するのもどうかと思うのでこういう時は笑顔でいらないよと言ってうまくかわしていく。街を案内するというしつこい人もいたが、それ以外にはひどい客引きには出会わなかった。

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 マラケシュの旧市街は道が複雑ですぐに迷ってしまう。本当に迷路のようになっている。ぶらぶら歩いていたらいつの間にかマラケシュ博物館の前に着いていたので見学することにした。この博物館では絨毯などが展示されていたが、建物が歴史あるもので特にパティオが美しかった。

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 マラケシュ博物館の隣りには神学校だったベン・ユーセフ・マドラサがある。16世紀に作られたイスラム建築でこの建物も彫刻や装飾などが素晴らしかった。

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 昼食は客引きに誘われるままにタジンを食べることにした。タジンというのはモロッコの煮込み料理で、チキンやラムなど具によって値段が異なる。もちろんイスラムの国なので豚肉はない。あまり癖がなくて日本人にも馴染みやすく、おいしかった。

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モロッコ6日目その1(2006.9.20) [モロッコ]

 昨夜はホテル探しでクタクタの上に寝るのが遅かったにもかかわらず、今朝は8時くらいに起きることができた。ホテルの朝食はパン2個とオレンジジュース、カフェオレと寂しい。

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 別のホテルを探すのも考えたが、またホテルを探すのは大変だと思ったので、もう一泊このホテルに泊まることにした。このホテルには小さいながらもプールがあった。

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 ホテルからメディナ(旧市街)までは徒歩15分くらいだ。まずはメディナ近くにある伝統工芸館に寄り、それからマラケシュ最大の見所であるジャマ・エル・・フナ広場に行ってみた。このフナ広場は夜になれば多くの屋台が立ち並ぶことで有名なのだが、昼間はオレンジジュースを売るお店しか並んでいなかった。このオレンジジュースはおいしくて値段が3DHと格安だったので、この後もフナ広場で喉が渇いたらその度に飲んでいた。フナ広場をもっとゆっくり眺めようと建物の2階にあるカフェでお茶をすることにした。このフナ広場を眺めるとマラケシュに来たんだなと実感させられる。

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モロッコ5日目その4(2006.9.19) [モロッコ]

 バスの出発時間が間近になったのでバスに乗り込んだ。CTMのバスは指定席になっており、決められた席に座って出発を待っていると、隣りの席に母親と6歳くらいの子どもが乗り込んできた。小さな子どもだったらまだしも、6歳の子どもと一緒に一つのシートで座るのは大変じゃないかと思っていると、案の定バスの運転手がやって来てこれは無理だろうみたいなことを言っていた。しかし、母親は大丈夫の一点張りでバスの運転手を説得してしまった。この時点でこれが大変なことになるとは全く思っていなかった。
 バスは21時30分に出発。しばらくすると隣りの子どもと母親は寝てしまい、その子どもが思いっきりこっちに寄りかかってくるではないか。子ども相手にあまり強く言うこともできず、それを気にしていたら全く眠ることができなくなった。しかも、バスはアトラス山脈を越えるために山道を走っていて、道はカーブの連続。このため次第に気持ち悪くなっていつ吐いてもおかしくない状況でもうダメかと思ってしまった。そうこうしているうちに、バスの進行方向に明かりが見えてきて、山の中で町で休憩することになった。この休憩は本当に助かった。元気だったら何か食べたんだろうけど、食欲もなくひたすら休んでいるだけだった。

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 子どもは休憩後以降こちらにもたれかからなくなり、何とか眠ることができた。バスは午前2時にマラケシュに到着した。その日のうちにマラケシュからエッサウィラに行こうと思っていたが、あいにくもう満席だったので21日のエッサウィラ行きを予約しておいた。

 いよいよここから今晩のホテルを探さなければならない。ガイドブックを見てオテル・イビスに行ってみたがあっさり満室だと言われて断られてしまった。その後周辺のホテルを手当たり次第聞き回ってみたが、どこも満室かドアが閉まっていたりした。途中でモロッコの若者に声を掛けられて事情を話すと、こんな時間にホテルを探すなんてクレイジーだと言われてしまった。2時間近くホテルを探し続けてようやく「オテル・ハスナ」に空室を見つけることができた。これだけホテルを探すのが大変だったのはスペインのマドリッド以来だ。今回は特にホテルを探す時間が悪かったんだろう。今後は真夜中に到着するバスは避けるようにしよう。

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モロッコ5日目その3(2006.9.19) [モロッコ]

 ワルザザードからメルズーカまで来た時はほとんどノンストップだったが、帰りは途中のティネリールで休憩することになった。ちょうど昼食の時間だったので、近くのレストランでケバブとパン、オレンジジュースを注文した。あまりゆっくり食べることができなかったが、なかなかおいしいケバブだった。

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 ワルザザードに向かう途中にローズバレーを通ったから、せっかくなのでローズ製品を買うためお土産物屋に寄ってもらった。ローズウォーター等を買おうと思ったら、店主は全く値引きに応じようとしない。モロッコで言い値で買うのはバカらしいと思っているので、別のお店に行くと言ったら、タクシーの運転手が何か言ってくれて何とか値引きに応じてもらった。ここのお土産物屋の店主は手強い。
 ワルザザードのCTMバスターミナルには16時くらいに到着した。次の目的地はマラケシュで、ワルザザードからはバスで向かう予定だ。モロッコのバスは大きく2種類あり、国営のCTMと民営バスがある。国営のCTMは値段が多少高いものの、車体は大体良いものを使っているらしい。アトラス山脈を越えるワルザザードからマラケシュへのルートではCTMを使うのが正解だろう。CTMのバスターミナルでマラケシュ行きのバスの時刻を確認したところ、次のバスは21時30分出発だった。ワルザザードでもう1泊することも考えたが、時間を節約するためにこのバスに乗ることを決めた。
 ワルザザードには世界遺産でもあるアイト・ベン・ハッドゥという有名な村がある。バスの出発時間まで十分な時間があるので見に行くこともできたのだが、メルズーカからの長旅であまりに疲れていたために諦め、出発まではカフェでお茶をしたり、ワルザザードの街をぶらぶらして時間を過ごした。

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モロッコ5日目その2(2006.9.19) [モロッコ]

 さっき会ったスペイン人たちが裸足だったのを見て、帰りは裸足で歩くことにした。サラサラの砂なので全然痛くなく、気持ちいいくらいだ。ただ、たまにラクダのフンが落ちていることがあるのでそれには気を付けないといけない。
 ホテルの方向は大体分かるのだが、やはりその方向に向かって真っ直ぐに歩くことができないため、ホテルに着けるかちょっと不安になってしまう。幸い来た時の足跡が残っていたのでそれを辿っていくことで無事にホテルに着くことができた。

 朝食はシンプルなもので、オレンジジュース、カフェオレ、パンだけだった。朝食を食べていると昨夜のホテルスタッフの友人という人が話しかけてきた。最初はこれからどこに行くのかということをしゃべっていたが、そのうち化石を売りたいと言ってきた。化石の話は昨夜で諦めたものだと思っていただけに、諦めが悪いなあと思ってしまう。化石の値段は100DHから始まり、80DHから70DHに下がり、結局50DHまで下がった。50DHくらいだったら買ってもいいと思っていたので、ついに購入することにした。相場よりも高かったかもしれないが、これもいいモロッコ記念になるだろう。

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 ホテルでチェックアウトを済ませていよいよ砂漠ともさよならだ。これからワルザザードに向けて出発だ。

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モロッコ5日目その1(2006.9.19) [モロッコ]

 今朝は朝日を砂漠で見るためにがんばって早く起きた。顔を洗っているといきなり照明が消えてしまい停電かと思いびっくりしたが、どうやら電気は暗い時間帯だけ供給されているらしい。まだ外は真っ暗なのにと思いながら懐中電灯を探し出し、懐中電灯を照らしながら何とか身支度を済ませた。

 昨夜ホテルのスタッフに砂丘の頂上には行っていないんだろうと言われ悔しい思いをしたので、今日こそは砂丘の頂上に上ってみないと。砂丘の頂上の方向は昨夜ホテルのスタッフから聞いていたので何となく分かっていたが、砂漠はアップダウンが激しいためになかなか真っ直ぐ歩くことができず方向を見失ってしまいそうになる。しかも、太陽が昇っていないので周囲はまだ暗く、砂漠なので当然目印もない。水を飲みながら、日本から持ってきた方位磁石を片手に、らくだのフンを手がかりにして歩くこと1時間。ようやく前方に人影を発見し、そこが砂丘の頂上のようであった。
 さっきはもうすぐだと思ったが、砂丘の頂上は近いようでなかなかたどり着かない。途中で外国人グループに会って挨拶を交わしたが、こっちが「ボン・ジュール」と言ったにもかかわらず、「オラ」と言っていたのでスペイン人なんだろう。あの人影はこのスペイン人グループだったのかな。

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 ついに砂丘の頂上に立つことができた。ここに立つとシェビ砂丘を一望することができてすごく気持ちがいい。残念ながら曇っていたので朝日を見ることはできなかったが、ここに立つことができただけで満足だ。



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モロッコ4日目その4(2006.9.18) [モロッコ]

 この日は昼食を抜いていたためにお腹がペコペコだったが、夕食は19時30分まで待たなければならなかった。ようやく時間になったのでレストランに行ってみると、日本人カップルとフランス人グループのニ組のお客さんが夕食を食べようとしていた。夕食はホテルの料金に含まれており、サラダ、タジン(モロッコ風シチュー)、パン、ブドウのデザートだった。夕食はそれほど期待していなかったが、なかなか美味しかった。また、民族楽器を用いてアフリカンミュージックを演奏してくれ、砂漠の夜を楽しむことができた。

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 夕食を食べ終わった頃を見計らったように、ホテルのスタッフが化石に興味がないかと話しかけてきた。化石にはそれほど興味はなかったが、面白そうだったので化石を見せてもらうことになった。ホテルのスタッフの友人という若者が、レストランの外のテーブルで自慢げな顔をして化石を広げた。化石は魚や虫、アンモナイト等があり、2個セットで300DHで買わないかと言ってきた。高いと言うと1個100DHまで値段を下げてきたが、それでもまだ高いと言うと売るのを諦めてくれた。

 その後も彼らと他愛のない話をして、昼間にシェビ砂丘に行ったことを話したら、それは砂丘の頂上ではないと言われた。明日は必ず砂丘の頂上に行ってやると心に誓った。空はあいにくの天気で曇っていたが、雲の切れ間から天の川や流れ星を少しだけだが見ることができた。本当は空一面の星空を見ることができると思っていただけに残念だったが、天気ばかりは仕方がないな。

 部屋に戻ってシャワーを浴びようと思ったら、いくらやっても水しかでない。冷たい水のシャワーを浴びるのはかなり寒かったが、砂漠のホテルなんだから目をつぶらないと。ここの人からすると温かいシャワーを浴びることはすごいぜいたくなんだろうなあ。

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モロッコ4日目その3(2006.9.18) [モロッコ]

 スタッフが部屋へと連れて行ってくれたが、先ほど見せてもらった部屋とは別の部屋だった。さっきと話が違うじゃないかと思って、抗議をして何とか最初に案内してもらった部屋に変えてもらった。グランタクシーの運転手には明日の10時に迎えてきてもらうようお願いしたが、彼もどうやらこのホテルに泊まるようだ。たしかに、この時間からワルザザードに戻って、さらに明日このホテルまで戻ってくるのは大変だ。
 夕食までしばらく時間があるようだったので、ホテルの裏にあるシェビ砂丘に行ってみた。

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 ホテルか30分くらい歩くとシェビ砂丘に足を踏み入れれることができる。シェビ砂丘はサラサラの砂が広がっており、イメージしていた通りの砂漠だ。この風景を見ると、ついに日本からサハラ砂漠に来たんだと実感する。なぜか頭の中にはゴダイゴのガンダーラが流れ、多くの旅人がこの砂漠を苦労して横断してきたんだと想像してしまう。
 シェビ砂丘は思った以上にアップダウンが激しく、一つの高台に上ってもまた別の高台が現れるので、砂丘を見渡すことができるポイントにはなかなか到達できない。天気が曇っていて湿度が低いためにそれほど暑さを感じなかったが、喉はすぐに乾いてミネラルウォーターを飲まないと歩いていられなかった。1時間くらい歩いてきたが、ペットボトルが空になりそうだったから眺めのいい場所に行くことは諦め、写真を撮ってホテルに戻ることにした。

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モロッコ4日目その2(2006.9.18) [モロッコ]

 ワルザザードから車を走らせておよそ5時間。グランタクシーは舗装された道路を外れ、道とは言いがたい未舗装の道へと進んで行った。グランタクシーはオフロード車でない古いベンツなのでこんな道を進んでタイヤがパンクしないかちょっと心配だ。また、メルズーカのどのホテルに連れて行かれるのかこの時点では分からなかった。ドライバーは運転をしながら何回か携帯電話で話していたから、おそらく提携しているホテルに向かっているのであろう。そのホテルが気に入らなければ別のホテルに行ってもらえばいいやと考えていた。

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 小さな集落を通り抜けてようやくホテル「Auberege du Sud」に到着した。あまりホテルらしい建物ではないが、砂漠のホテルだとこういうものなのかな。ホテルの裏側にはシェビ砂丘が見えた。このホテルに泊まると決めたわけではないので、まず部屋を見せてもらうことにした。部屋は200DHと300DHの2種類あり、300DHの部屋だったら泊まってもいいと思った。相手の言い値で泊まるのは嫌だったので、ここから値段交渉がスタート。相手は手強く、夕食込みの値段だからと言ってなかなか価格を下げようとしなかったが、席を2回立ったりタクシーに乗りかけたりして30分間交渉を続けた結果、250DHで泊まれることになった。

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「Auberege du Sud」  http://www.aubergedusud.com/

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モロッコ4日目その1(2006.9.18) [モロッコ]

 いよいよワルザザードからサハラ砂漠へと向かう日だ。ホテルの朝食はビュッフェスタイルだったが、同じ4つ星ホテルでもカサブランカのホテルと異なり、それほど種類もなくてあまり満足できる内容じゃなかった。
 出発の準備を済ませ、ロビーに行くと昨夜お願いしていたグランタクシーが既に待っていてくれた。ドライバーはほとんど英語をしゃべれないため、ちゃんとした意思疎通は難しいようだ。ホテルから車で15分くらいのところに、保存状態のいいカスバ(砦)があり、写真撮影のために車を停めてくれた。昨日会った日本人ツアーの人たちも写真撮影のために立ち寄っていた。

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 グランタクシーはカスバ街道を砂漠に向かって走っていく。その道中で多くの人がこのグランタクシーを停めようとしていた。バスの本数が少ないのか、グランタクシーが人々の大切な足になっているのだろう。意外に思ったのが自転車に乗っている人を良く見かけたことだ。結構坂が多いのにもかかわらず、みんながんばって自転車をこいでいた。

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 ワルザザードからティネリールに向かう途中にローズバレーと呼ばれる所がある。この周辺ではバラが採れ、香水の原料になったりする。道路沿いにはお土産屋さんが並んでおり、ローズウォーター等のローズグッズを販売していた。帰りにお土産として買っていこう。ワルザザードから砂漠まではかなりの距離があり、なかなか到着しない。

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